指先のしびれと姿勢

 つい先日のことですが、左手の指先にしびれを感じて、どうも思うように指が動かせない状態になってしまいました。ピアノを弾き続けて30年余り・・・まあこんなこともあるのかとやり過ごそうと思っていましたが、何日経っても状態は全く良くなりません。
 浮かぶのは悪い想像ばかり。このまま治らなかったらどうしよう。神経内科に行くべきか、それとも整形外科か・・・。
 
 そこである方に助言をいただきました。そのしびれは首から来てる、頭を下に向けてばかりいると肩や腕、指にしびれが出てくることがあるそうです。
 思い当たるふしがありました。スマホばかり見ていました。ニュースが気になって四六時中チェックしていました。
 とりあえず首の位置と、姿勢を改善することにしました。腰を立てて、背筋を伸ばして首までのラインを意識する。このような良い姿勢をするということは、演奏する上で長い時間弾き続けるためにも重要なことですが、しばらく気を付けていませんでした。それからニュースもあまり見ないことにしました。どうせ良いニュースなんて無いですから。すると数日経って、しびれが無くなってきました。いわゆるストレートネックの状態になっていたのかもしれません。

 体は本当に正直です。いつの間にか悪い習慣が癖になっていることもあるので、体が楽器であると音楽家しては本当に気を付けなければなりません。しびれが気になっている方がいらしたら、もう一度是非姿勢を見直してみてください。


第2回オンラインコンサート開催!

 

 前回とオンラインコンサートと同じメンバーで第2弾オンラインコンサートが開催されることになりました!!
 今回のトリオコンサートは前回同様のツイキャスプレミア配信と同時に、少人数のお客様も交えて開催することになりました。会場鑑賞は限定15名のご案内となります。

日時
2020年8月2日(日)
13:30開場(配信開始)
14:00開演(演奏開始)
15:40終演
※休憩あり

会場 アコースティックサウンド イシイホール
   住所:横浜市泉区上飯田町4555(無料駐車場あり)
・「瀬谷」「いずみ野」「桜ヶ丘」「立場」「長後」各駅よりタクシーまたはバス
・バス停「上飯田車庫」より徒歩1分、「ひなた山バザール前」より徒歩7分、バス停「ひなた山第一」より徒歩7分

出演
サクソフォン:田村 哲 https://www.satoshitamura.net/
ファゴット:東 実奈 https://www.minahigashi.com/
ピアノ:川岸 麻理 https://mari-kawagishi.com/

曲目
A.ピアソラ/ブエノスアイレスの春
P.ヒンデミット/ファゴットソナタ
L.E.ラーション/サクソフォン協奏曲
休憩
P.E.バッハ/トリオソナタ 変ロ長調 wq.158
P.ジャンジャン/プレリュードとスケルツォ
L.V.ベートーヴェン/フルート、ファゴットとピアノのための三重奏曲 ト長調

料金
①ツイキャスプレミア配信チケット ¥2,000
②会場観賞チケット 一般 ¥2,500 / 学生¥2,000(15名限定)
③セット券 ツイキャスプレミア配信チケットと会場鑑賞チケットの両方をご購入の場合、合計額から1,000円割引いたします。
配信チケットをご購入いただくと2週間の録画視聴が可能です。

(セット券の購入例)
一般1名+配信チケット 4500円→3500円
学生1名+配信チケット 4000円→3000円
一般1名+学生1名+配信チケット 6500円→5500円
 

⭐︎①配信チケット購入、視聴方法はこちら⭐︎

https://ja.twitcasting.tv/c:tamura0160/shopcart/11346

②会場鑑賞チケット、③セット券を購入希望の方は「お名前」「枚数」を明記のうえ、tamura0602@guitar.ocn.ne.jp (田村)までご連絡をお願いします
 

☆予定があり視聴できないとお嘆きの方へ!☆

●チケットを購入していただければ配信終了後もアーカイブ(ライブの模様を保存したもの。音質、画質ともに変わりません)をご覧いただけます。

※アーカイブの期間は配信日から2週間です※

●もちろん生放送で視聴して頂いた方も、2週間の視聴期間中はアーカイブを自由に見ることが出来ます。

皆さんの配信ライブご視聴をお待ちしております!

音を間違えないようにするには。

 ご自宅で練習している時にどうしても音を間違えてしまって、なかなか直せないということはありませんか。間違えてしまうことはわかっているのに、何度も繰り返してしまう。指が間違えた音を勝手に弾いてしまう。
 それは間違えた音が脳にインプットされてしまったからです。脳内に一度インプットされた情報はなかなか修正することができません。インプットするために使った時間の倍くらいの時間を使って、正しい情報をインプットし直さなければいけなくなります。できれば避けたいですね。

音を間違えないためのたった一つの方法があります。
最初から間違えた音を弾かないことです

 ではそのためにはどうしたらいいのでしょうか。
 
 最初に楽譜を見渡した時に、すぐ弾いてみたくなる気持ちはわかります。すぐ理想のテンポで弾きたくなる気持ちもわかります。
 でもぐっと我慢して下さい。片手ずつでも両手でも構いません。ワンフレーズずつ(メロディーを一息で歌える長さ)練習していきます。
 重要なのは指使いです。指使いを考えることは音楽を考えることでもあります。そして間違いを弾かないための大切な方法です。書いてある指の番号は音と同じぐらい大切な情報ですので、絶対見落とさないようにしましょう。
 指使いを守って弾くと手のポジションが自然と決まってくると思います。どの音で移動するのか、手をどのくらい開く必要があるのか、そのような動きの流れを、ゆっくり弾きながら確認していきます。ワンフレーズずつです。
 もし間違えそうになったら、すぐパッと弾くのをやめてください。危ないところでした。良い動きの連続でいつも進むようにしてください。

 慣れてきたら少しずつテンポを上げていきます。そのフレーズに余裕が出てきたら、次のフレーズに進みましょう。とても地道ではありますが、間違えを直す時間に比べたらなんてことはないです。

 私が大学院生だった頃に、ルース・スレンチェンスカさんの公開講座を受講したことがあります。彼女の練習方法はワンフレーズをメトロノームを40に合わせて弾いて、その後1ずつ上げて弾いていくのだそうです。41、42、43・・・気が遠くなります。
でもこの練習をすればどんなフレーズも絶対に弾けるようになるそうです。
 スレンチェンスカさんは現在95歳で、今もなんとyoutubeで演奏をあげています!驚異的ですね。よかったらご覧になってみてください。